ゾンビランドサガR(リベンジ)の第9話は、ゆうぎりが生きてた明治時代のお話その2で、前回の第8話の続きで、いよいよ佐賀が復活する話でした。そして、エンディングではライブ版の「佐賀事変」がありました。
第8話の聖地巡礼ガイドは紹介はこちらから、ご覧ください。
エンディングでながれた佐賀事変のミュージックビデオに登場した聖地はこちらで紹介しています。
ゾンビランドサガR(リベンジ)第9話の聖地巡礼マップ
神埼市
仁比山神社
エンディングで、伊東正次郎と百崎喜一が踊っていた神社で登場した仁比山神社は、伊東玄朴旧宅から少し登った場所にあり、佐賀藩藩祖鍋島直茂・初代藩主勝茂親子により再建された神社です。
そして、本殿の裏には「金剛水」という神水が湧いており内臓(胃腸)が弱い人が飲むと回復したり、横にある石の猿に願いを唱えながら金剛水を掛けると願いが叶うと言われています。
その他、境内には大きな楠木や恵比寿さんどが鎮座しています。
仁比山神社をずっと下ったところに「仁比山神社の仁王門」があります。門の中には鎌倉時代に作られた2体の仁王が安置されています。
所在地:佐賀県神埼市神埼町的1692
伊東玄朴旧宅
アイキャッチで、神埼そうめんと一緒に登場した伊東玄朴旧宅は、ゾンビランドサガR(リベンジ)の第8話と9話の話で、ゆうぎりの自宅のモデルとして登場してました。
伊東玄朴(いとうげんぼく)とは、シーボルトから蘭学を学び、江戸で象先堂(しゅうせんどう)という塾を開いて多くの蘭学者を育てた人です。
所在地:佐賀県神埼市神埼町的1675
九年庵
第9話のアイキャッチに登場した九年庵は、実業家の伊丹弥太郎が9年の歳月をかけて1892年(明治25年)に建てた別邸で春と秋だけ一般公開される紅葉の名所です。
伊丹弥太郎は佐賀の実業家で、福岡の西日本鉄道(西鉄)の前身の一つである九州鉄道の初代社長などをつとめた人です。
所在地:佐賀県神埼市神埼町的1696
神埼めん工房 百年庵
9話のアイキャッチでは、神埼そうめんが登場しました。
神埼そうめんは、1630年代に香川県小豆島の修行僧が長崎街道の神埼の宿場で病に倒れ、看病してくれた神埼の人々にお礼として、そうめんの製法を伝えたことが始まったといわれています。
そして、百年庵は製麺所である「井上製麺(明治6年に創業)」さんが営業するお食事処で、神埼そうめんを食べることができます。仁比山神社の仁王門前の道を少し登った道沿いに店舗があります。
定食につく麺によって料金は変わりますが、選ぶことができます。
麺の種類 | うどん、そば、にゅうめん、そうめん、冷麦、梅そうめん、ざるうどん、ざるそば |
お食事処の隣には直売所があり、神埼そうめんなどを販売しているのでお土産などで持って帰ることができます。そして、直売所の窓には、ゾンビランドサガリベンジのポスターが貼ってありました。
曜日 | 営業時間 |
---|---|
月曜日、火曜日、木曜日、金曜日 | 11:00〜14:00 |
土曜日、日曜日、祝日 | 11:00〜15:00 |
水曜日 | 定休日 |
所在地:佐賀県神埼市神埼町的1779
佐賀市
新北神社
百崎喜一が3人に説得しているシーンで登場した場所です。
その他にも、新北神社にある樹齢1600年楠木や、徐福が種をまいたと伝わるビャクシンの木が境内にあり、それらの木が百崎喜一の自宅の庭にありました。
長崎街道
ゆうぎり、百崎喜一、伊東正次郎の三人が記念写真を撮影した写真館があった通りとして登場しました。長崎街道は、江戸時代に北九州の小倉から長崎市内まで最短ルートで行く道で25の宿場がありました。
そして、長崎街道のどの場所とは風景も変わり資料も少ないので、具体的な場所は特定できません。しかし、呉服町の長崎街道には、ゾンビランドサガに登場する聖地が多いので、呉服町あたりが舞台になっていると思われます。
道しるべ恵比須
エンディングにワンカットで登場したえびす像は、656広場(むつごろう広場)の近くの角に「道しるべ恵比須」として鎮座しています。
佐賀城下の長崎街道は見通しを悪くするためにカクカクと曲がっていたので、方向を間違えないように、こくらみち(北九州方面)と、ながさき道(長崎方面)の道標として350年前くらいからえびす像と一緒にあるそうです。
また、佐賀城下には今でもこのような「道しるべ」が4つ残っています。
溝口番所跡にある道標です。溝口番所は佐賀城下に6ヶ所あった木戸・番所の1つで佐賀城下の東にありました。そして、横には「牛嶋口跡」があり、当時の番所の土台や門が発掘され復元されています。
所在地:佐賀県佐賀市呉服元町8−5
佐賀県森林公園
「おさらばえ」ゆうぎりが生前最後にした言葉です。
森林公園の北にある千人塚(塔)の跡は、ゆうぎりが最後を迎えたと思われる「嘉瀬刑場」があったとされる場所です。
佐賀には、唐津の「西ノ浜刑場」と佐賀の「嘉瀬刑場」があったとされており、嘉瀬刑場は嘉瀬川河畔に設けられ、ゆうぎりが斬首された場所のモデルになったと思います。また、「佐賀の乱(佐賀の役、佐賀戦争)」で江藤新平・島義勇が死罪判決を受け、斬首のされ嘉瀬刑場に首が晒さらされたと記録があります。
千人塚(塔)は、1700年頃に妙福寺の日仙上人が刑死者の供養のために卒塔婆(そとば)建てました。そして、1766年(明和3年)に妙福寺の日潮上人によって現存する千人塔に建て替えられました。
それから、千人塚の塔は1965年(昭和40年)8月に嘉瀬川改修工事のため妙福寺の本堂横に移され、跡には地蔵菩薩が祀られました。
そして、妙福寺から東に徒歩15分のところに樹齢推定140年になる「別れの松」があります。別れの松は、刑場に行く前に罪人が肉親や知人から見送られる場所でしたが、嘉瀬刑場が廃止になり別れの松だけが今でも残っています。
所在地:佐賀県佐賀市嘉瀬町荻野188
GEILS
エンディングで佐賀事変ライブをしたライブハウスとして登場しました。フランシュシュは過去にも、このライブハウスでライブを行っており、フランシュシュのホームのようなライブハウスです。
エンディングでながれた「佐賀事変」の曲とミュージックビデオは、主題歌、劇中歌集が収録されているCD「ゾンビランドサガ フランシュシュ The BEST」に、Blu-rayで付属されています。
三瀬峠
ゆうぎりが百崎喜一に博多経由で長崎へ行くように指示した峠です。国道263号線の一部で、福岡市早良区と佐賀市の境にあります。ゆうぎりが歌う佐賀事変の歌詞にも登場した場所でもあります。
また、道路の脇の斜面に高さ2.5メールの石碑が2つ並んでいます。石碑は1818年(江戸時代の文化15年)に建てられて、道を挟んで向かいには難聴を治すと言い伝えられている馬頭観音がまつられています。
小城市
江里山の棚田
小城市の江里山の棚田は、第9話の最初の棚田と彼岸花の中を歩くゆうぎりのシーンで登場した場所のモデルなったと思われます。そして、日本の棚田百選、全国農村景観百選、22世紀に残す佐賀県遺産などに選ばれています。
9月中旬から9月下旬には彼岸花が咲き乱れ、ゆうぎりが歩いてような風景になり「江里山ひがん花まつり」が開催されます。
第6話のアイキャッチで登場した「清水の滝」まで車で15分くらいなので、一緒に聖地巡礼すると良いと思います。清水の滝は、こちらで詳しく紹介しています。
所在地:佐賀県小城市小城町岩蔵4148
まとめ
ゾンビランドサガでは珍しくコメディーでなく、2話に分かれたシリアスで物語の根幹に関わる話でした。また、初めて「ゆうぎり」の過去が分かる内容で、「佐賀事変」の歌詞にも関係する深い内容でした。
それと、ゆうぎり達が撮影した写真館と手紙を出した郵便局のモデルは他県にあるようなので、ここで紹介します。
明治村「高田小熊写真館」
写真館は、愛知県犬山市にある明治村の「高田小熊写真館」
こちらの動画では、外観から内部まで見ることができます。
須坂市旧上高井郡役所
郵便局は、長野県須坂市の「須坂市旧上高井郡役所」
建物の特徴が似ているので、この2つの建物がモデルになっていると思われます。
そして、第10話の聖地巡礼ガイドはこちらから、ご覧ください。
それと、ゾンビランドサガR(リベンジ)の他の聖地巡礼ガイド&観光は、こちらで全て確認できるように、まとめを作っています。